研修メモ — 2026年5月23日 ロープレ実践編

出席: 吉田さん / 講師: 三ノ浦 / 内容: フロントトーク反復ロープレ + アドリブ苦手タイプへの落とし込み方

この回のテーマ: フロントの「お世話になります」〜「どちらの設備でWiFiご利用?」 までを徹底的に磨く。ここがスムーズに行けないと現場で取れない。
特に 接続部分(挨拶→お知らせ→設備説明) の繋ぎ方を細かく指摘するセッション。

1. インターホン越し vs 対面、挨拶は2回別々に

ピンポンの返事 → ガチャっと玄関開いた瞬間「あ、設備入ってたんですけど…」って入ると唐突すぎる。
対面時に もう一度挨拶 を入れる必要がある。

正しい流れ(2段階)

(1) インターホン越し: 用件と名乗りを一息で言い切る。返事は基本来ないので押した直後から自分で喋り出す。

お世話になります。住宅の通信設備のお知らせで伺ってます、KDDIの◯◯と申します。玄関先までお願いします。

(2) 対面時: もう一度名乗りから。ここからは 柔らかく、こなれた感じ で。

あ、お世話になってます。KDDIの◯◯と申します。今ね、順番に通信設備のお知らせで伺ってまして。もともとね、この建物自体に NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備っていう形で 3つ入ってるんですけど、今お兄さんとこって WiFi どちらの設備でご利用になられてました?

緩急のポイント:

2. 接続部分の繋ぎ方が一番大事

テンプレを覚えても 繋ぎ方が下手 だと唐突に聞こえて違和感が出る。文章単位じゃなく、繋ぎ目を磨く

NG: ぶつ切り

お世話になってます。KDDIの◯◯と申します。この建物に NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備と入ってるんですけど、今どちらの設備でご利用いただいてました?

→「KDDIの◯◯と申します」 → いきなり「この建物に〜」だと、お知らせなのか質問なのか分からない。

OK: お知らせを挟む

お世話になってます。KDDIの◯◯と申します。今ね、順番に通信設備のお知らせで伺ってまして。もともとね、この建物自体に NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備という形で 3つ設備入ってるんですけど、今お兄さんとこって WiFi どちらの設備でご利用になられてました?

→「お知らせで伺ってまして」を挟むことで お知らせ感 → 設備案内 → ヒアリング の流れが自然になる。

3. 「NTT・KDDI・JCOM」3連の言い方

NG: 「NTT、KDDI、JCOMの設備が入ってるんですけど」と一気に並べる。

→ お客様は「NTT、KDDI、JCOM」を3つ聞かされてる時点では 何の話か分からない。「設備」が最後にやっと出て、戻って意味を理解しないといけない。

NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備という形で 3つ設備入ってるんですけど

1つ目に「NTTの設備」と来た時点で、「あ、設備のお知らせなんだな」 と分かる。1個ずつ "設備" で締めることで意味が即座に伝わる。

さらに、抑揚をつけて落ち着いて 言う:

一応ね、元々この建物自体に NTTの設備 と、あと KDDIの設備、最後に JCOMの設備 っていう形で 3つ の設備入ってるんですよ。今お客さんとこってどの設備で WiFi 使ってはりました?

4. 「入ってると 思うんですが」は致命的NG

この建物に NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備が入って ると思うんですが、今どちらの設備でご利用でしょうか?

→ 担当者なのに「思う」とは言わない。プロは断定する。

…設備と 入ってるんですけど、今どちらの設備でご利用いただいてました?

例え: トヨタディーラーで「この車エンジン何馬力 だと思うんですけど」って言われたら「お前知らんのかい」となる。
キャバ嬢に「うちのプラン何か あったと思うんですけど」って言われたら「初めて来たんか?」となる。
「思う」 = 信用ゼロ

5. トーンの最重要ポイント — 「あ、お世話になってます」

第一声の 「あ、お世話になってます」 で 9割決まる。ここの空気感を作り込む。

NG パターン

お世話になっております(語尾しっかり、堅い)

→ 営業臭が出る。「私 KDDIの吉田と申しまして」と続くと一気に テレショップ感

OK パターン

あ、お世話になってます〜。KDDIの◯◯と申します。

6. テンプレ部分(暗唱できるまで反復)

以下は 一語一句覚える。考えずに口から出るまで。

場面セリフ
ピンポンお世話になります。住宅の通信設備のお知らせで伺ってます、KDDIの◯◯と申します。玄関先までお願いします。
対面挨拶あ、お世話になってます。KDDIの◯◯と申します。今ね、順番に通信設備のお知らせで伺ってまして。
設備案内もともとね、この建物自体に NTTの設備、KDDIの設備、JCOMの設備っていう形で 3つ設備入ってるんですけど、
回線ヒアリング今お兄さんとこって WiFi どちらの設備でご利用になられてました?
回線聞き取り後あ、JCOMさんですね、いつもありがとうございます。ちなみに何年ぐらいご利用いただいてます?
年数聞き取り後あ、◯年ですね、ありがとうございます。一応ね、僕来させてもらってたんが、この建物のJCOMユーザーさんから時間帯によって遅いってお声いただいてて、その対応で伺ってたんですけど、
体験引き出しお兄さんとこも遅く感じるタイミングとか、WiFi切って携帯回線で動画見るタイミングとか、ここ半年ぐらいでなかったです?

7. 深掘りパターン(クローズドクエスチョン)

「あった」と返ってきたら、必ず深掘る(復習: 5/22 メモも参照)。

  1. 何時頃が多かったですか?(時間帯)
  2. 何されてた時? 動画ですか?(行動)
  3. ご家族さんも遅いって言ってます?(家族構成)
  4. WiFi切るタイミングってあります?(具体)

クローズドクエスチョン(Yes/No or 選択肢)中心。オープンクエスチョンは 使わない

8. 提案フェーズ — 「変わります」で締める

深掘り → 共感が終わったら、結論 を当たり前感で言う。

大変申し訳ないです。一応そういうお声を他の世帯の方からも結構もらってて、その対応で来させてもらってるんで、結論申し上げると、来月からはこの建物に入ってる au光の方に切り替えさせてもらって、要は今ご不便のところを解決するって形で対応させてもらいますね。
料金的には変わんないんですよ。回線の部分が改善するっていうのでさせてもらってるんで、この切り替えの費用負担とかもちろん KDDIの方で持たせてもらって、来月からはご不便がだいぶマシになるかなというところでご案内させてもらってます。

ポイント:

9. ケース: 「親が契約してるから分からない」

賃貸や実家暮らしで「自分は契約者じゃない」と言われた時の返し。

NG: 弱いトーン

あ、そうですか…。じゃあお父様にも説明しますね。

→ 「説明します」だと 必須じゃない 感じになって「もう大丈夫です」で終わる。

OK: 必須トーン

あ、世帯主の方ですね。一応 お知らせになってるんで、契約者の方にご説明必要 なんですよ。お父様ですか?お母様ですか?

→「こちらの案内的にそうしないといけない」というルール感を出す。日本人は「対応しないといけない」と言われると 動くしかない

絞り込みの流れ

  1. 「契約者の方はご家族?」 → 「親です」
  2. 「お父様ですか、お母様ですか?」 → 「父です」
  3. 「何時くらいやったらいらっしゃいます?」 → 「バラバラ」
  4. 「曜日でいうとどの曜日が多いですか?」 → 「分からない」
  5. 「土日か平日、どっちのほうがいらっしゃいます?」 → ここで 必ず どっちか引き出す

細かく選択肢で詰めていく。「何時居る?」だけだと答えられないので、クローズドで段階的に絞る

キレてきそうな相手なら無理せず引く(温度感判断は必要)。

10. 営業の本質 — 冷蔵庫を売る例

家電量販店で「お兄さん、今何探してます? 冷蔵庫? 今 光回線申し込んでもらえれば 冷蔵庫5万割引なんですよ」って言われたら → 即「いいわ」となる。

でも以下の流れなら聞いてしまう:

  1. 「冷蔵庫探してます」 → 「あ、冷蔵庫ですね、今この辺がトレンドで」
  2. 「お兄さん何人暮らし?」 → 「3人」 → 「新生活ですか?」 → 「そうそう」
  3. 「どこら辺なんですか?」 → 「ここです」 → 「あ、僕も前住んでました!」
  4. 関係構築できた後で、ちなみに、と本題に入る
  5. 「お引っ越し後、光回線契約されました? 今キャンペーンで5万割引入るんで、申し込んだ方が絶対得ですよ」

同じ内容でも 関係構築の後なら聞いてもらえる。これが「営業しない営業」の本質。

11. 相手の形を知ってから売る

「このペンを売れ」「この水を売れ」というロールプレイで、商品の説明から始める人は 全員バカ

正解は 相手のことを先に知る:

これを聞いてから、その人にフィットする提案ができる。
形を知らない物体に何かをフィットさせる ことは不可能。先に形を知れば、口先一つで丸にも四角にも合わせられる。

12. 「先に相手のことを知る」の効果(共感のリアル化)

「遅いタイミングあった」 → 即「すいません、来月から切り替わるんで」だと テンプレ共感 に聞こえる。

正しい流れ:

  1. 「何時頃多かったです?」 → 「夜です」
  2. 「やっぱ夜の時間ですね。何されてた時?」 → 「動画」
  3. 「動画見てる時ですね。ご家族さんも遅いって?」 → 「奥さんがよく言ってますね」
  4. 奥様もご不便おかけしてたんですね、申し訳ないです」← 具体的な共感

これがあって初めて、お客様は「分かってくれてる」と感じて心が開く。

13. 練習の経済性 — 5倍の差が出る

テンプレが スラスラ言えない人: 1日100ピンポンしてもアドリブの土俵まで行けるのは 2〜3件

テンプレが スラスラ言える人: 同じ100ピンポンで 10〜15件 話せる。

差は 5倍。同じ1日働いても成長速度が5倍違う。

だから先に テンプレ部分は徹底的に練習 して、アドリブの土俵に立てる回数を増やすのが合理的。
時給5倍のバイトに就くために50時間勉強しろと言われたら誰でもやる。それと同じ。

14. アドリブが苦手な人ほどテンプレを徹底する

アドリブで現場に出てしまうと 変な癖 が染み付いて取れない営業マンになる。最初に綺麗な型を覚えるのが正解。

15. なぜ訪問販売の光回線が稼げるのか

普通の男(東大出てない、エリート街道走ってない)が月100万稼ぐルートは限られている:

営業の中でも光回線の訪問販売は 取り方を覚えれば誰でも稼げる。土日だけ稼働でも月70〜80万行く例(23歳の社員)もある。

16. エリアの選び方

17. 自信のなさを別の武器で補おうとしない

自信のない人ほど「料金が安くなる」「キャンペーンで割引」「みんな変えてる」などの 別の武器 に逃げる。

これは女性アプローチで「俺貯金1億円あるけど」と聞かれてもないのに言うのと同じ。下心丸見え で逆効果。

当たり前感を当たり前にやれば、9割の客は取れる。料金やキャンペーンを最初に出すと 営業バレ して取れる客を逃す。

18. 5/23 ロープレでの吉田さんの改善ポイント(自主練の参考)

項目状態練習方法
ピンポンの第一声OK(自然に出てる)そのまま維持
対面後の挨拶名乗りだけで終わってお知らせを挟めない「お世話になってます→KDDIの◯◯と申します→今ね順番にお知らせで伺ってまして」を一連で暗唱
NTT/KDDI/JCOM3つ一気に言ってしまう「設備、設備、設備」と1個ずつ落とす
「思うんですが」たまに出る「入ってるんですけど」に意識的に変える
会話への意識テンプレを読む形になっていて、相手の返答を聞いてない相手の反応に対して必ず一言返してから次に進む
トーン堅すぎる時がある「あ、お世話になってます〜」のおばあちゃんに話しかけるトーンを意識

19. 次回ロープレ予定

日時内容対象
5/24 16:00〜ロープレ第2回(Meet)吉田さん
5/27 17:00〜ロープレ(Meet)池田さん
5/29・5/30 11:00〜12:00ロープレ(Meet)大西さん
6/3〜稼働開始大西・吉田・池田

自主練のすすめ: 三ノ浦さんとのロープレの間、メンバー同士(吉田⇔大西、吉田⇔池田)で 相互ロープレ をやるのが伸びる近道。
お客様役で聞いて「取れるな」「あかんな」を判断できるようになれば、自分が話す側でも自然に分かるようになる。

動画録画(三ノ浦さんから共有あり)を見返しながらの反復もおすすめ。